メイクアップで体を動かす: 化粧療法の意外な身体的利点
化粧療法は、心の健康や認知機能の向上だけでなく、私たちの身体にも良い影響を与える可能性があります。今回は、あまり知られていない化粧療法の身体的な利点に焦点を当て、その驚くべき効果を探ります。
巧緻性と手指の運動能力の向上
化粧をするという行為は、実は非常に細やかな手の動きを必要とします。化粧水のボトルを開け閉めしたり、ファンデーションを塗ったり、アイラインを引いたり、口紅を塗ったりといった一連の動作は、指先や手のひらの筋肉を細かく使う良い運動になります 。特に高齢者の方にとっては、これらの動作を継続的に行うことで、握力などの身体能力の維持や向上に繋がる可能性があります 。普段あまり意識しないかもしれませんが、化粧療法は、日常生活に必要な巧緻性や手指の運動能力を維持するための、楽しくて効果的な方法と言えるでしょう。
身体活動の促進への期待
化粧をすることで気分が明るくなったり、自信が湧いてきたりすると、「ちょっと出かけてみようかな」「誰かに会いに行こうかな」という気持ちが自然と湧いてくることがあります 。このように、化粧療法による心理的な変化は、外出意欲を高め、結果的に身体活動量の増加に繋がる可能性があります。特に、閉じこもりがちになりやすい高齢者の方にとって、化粧療法は、社会との繋がりを持つきっかけとなり、活動的な生活を送るための第一歩となるかもしれません。
口腔ケアへの間接的な貢献
意外かもしれませんが、化粧療法は口腔ケアにも間接的に貢献する可能性があります 。特に高齢者の場合、人との接触が減ることで会話が少なくなり、口周りの筋肉が衰えてしまうことがあります。スキンケアやメイクをする際に、口周りを意識的に触ったり、マッサージしたりすることで、これらの筋肉がほぐれ、適切な口腔ケアに繋がりやすくなると考えられています 。また、唾液の分泌を促す効果も期待できるため、口腔内の健康維持にも役立つ可能性があります。
化粧療法は、単に外見を美しくするだけでなく、手指の巧緻性を高めたり、身体活動を促したり、さらには口腔ケアにまで間接的に貢献したりと、私たちの身体にも様々な恩恵をもたらす可能性を秘めています。美しさを追求する行為が、同時に身体の健康維持にも繋がるというのは、まさに一石二鳥の効果と言えるでしょう。
・化粧の力で介護予防を目指す化粧療法(メイクセラピー)とは? – あずみ苑
・化粧療法(メイクセラピー)とは?効果や周りへの影響を解説 – ドクターリセラ
・わが国の医療現場におけるメイクセラピーの応用に関する文献的研究
・化粧がセラピーに 認知症予防や運動機能向上にも 楽しいリハビリが可能性を広げる【福島発】 (23/04/16 20:30) – YouTube
・化粧療法(メイクセラピー)でご利用者様を笑顔に。QOL向上も期待できるケア|コラム|花王プロフェッショナル 業務改善ナビ【介護施設】
・化粧療法(メイクセラピー)とは?最新の研究報告と実施の注意点
・わが国の医療現場におけるメイクセラピーの応用に関する文献的研究
・化粧と心の関係性【資生堂の化粧療法に学ぶvol.1】 – SOMPO笑顔倶楽部
・介護施設での化粧療法、メイクセラピーの効果とは? | 科学的介護ソフト「Rehab Cloud」
ちなみに、私の記事はこちら⇒山岡由佳/アピラボbyメーキャップラバーズ
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